文学部新館の差別貼り紙についての抗議声明

2012年4月5日、文学部教務前の掲示板に、特定個人を「部落出身」「エタ、ヒ

ニン」などと中傷する内容の文章が貼りだされていました。その後、西部構内食

堂・ルネにも同じ筆跡の文書が貼られているのが発見されました。

貼り紙は、発見した学友会員がすぐに撤去しましたが、このような差別的な内容

を掲示することで、日本社会に未だ残る不当な差別意識を助長するとともに、個人

に対して中傷を行うという行為は決して許されるものではありません。全構成員が

対等な立場において共に学び、成長するための場としての大学を作る上で、個人の

出生や属性、所属を捉えて攻撃することは、相互の自由な発言を封じ込める許しが

たい行為です。

学友会常任委員会は、この差別行為に対して強く抗議し、猛省を促すと共に、こ

のような差別行為を二度と行うことのないよう要請します。

2012年5月30日 文学部自治会 学友会(常)